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×アリエナイカノジョ×
第3章 ホントの一コマ
「ホントに…大丈夫?」
アニメ声で首を傾げて訊いてくる彼女。
噂通り、いや、噂以上に可愛い。
そのクセ、左側の口元にあるホクロが、妙な色っぽさを出している。
「もし、何だったら、紗英が保健室に……」
「え、えっと………」
体を傾けて覗き込んでくる。
ダメだと思っていても、視線がヤバい。
身長は小さいのにやたら大きいおっぱいと、短いスカートから出ている太腿に行ってしまう。
ブラウスのボタンが弾けそうな爆乳。
スベスベしてそうな、ムチムチした太腿。
「あ………」
「どうしたの?」
噂以上の体を前にしたら、一部分が反応しだした。
思春期真っ盛りなんだから仕方ない。
「ホントに…大丈夫ぅ?」
また一歩近付いてきた彼女。
甘い香りが漂ってくる。
物置の影で授業をサボっていたら、まさか噂の女子の一人に出会すとは思わなかった。
さり気なく辺りを視線だけで見回しても、誰も来る気配も無かった。