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×アリエナイカノジョ×
第3章 ホントの一コマ
 
 少し離れた場所から、笑みを浮かべて短いスカートを捲った彼女。

「ウソだろ………」

 思わず声が出た。

 それでも視線はペロンと捲り上がったスカートの中に釘付け。

 両手の指先で軽く裾を抓んで持ち上げた彼女の股間。

 白いムチムチした太腿の間には、小さい黒の布があった。

 しかも、必要最小限。

 その小さい布に付いた黒く細い紐が、脚の付け根の上を通って腰まで伸びている。

「紐パン………」

 また声に出してしまった。

 でも、そんな事気にしてられなかった。

 小さ過ぎる布はどうしたって、アソコを隠してるのがやっとくらい。

 普通ならあると思われる体毛が見当たらなかった。

「で、治まったぁ?」

 そんな訳ない。

 逆に酷くなった。

 怒って居なくなると思ったのが裏目に出た。

 こんな単純な嘘に引っかかるなんて、誰も予想出来る筈が無い。

「い、いや……まだ………」

 余計にギンギンになってきてるんだから当然。

「うそぉ。どうしたらぁ………」

「だ、だったら………」
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