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×アリエナイカノジョ×
第3章 ホントの一コマ
 
 此れなら彼女でも嘘だと分かる筈。

 と言うか、嘘だと気付いて欲しい。

「スカート捲った儘で…ブラウスのボタンを………」

 どんなエロゲーの展開だと自分に突っ込みたい。

 これでビンタを食らって、痛がってる内に居なくなって欲しい。

「………って………そう来ますか………」

「んん?」

 何の躊躇いも無く外した彼女。

 左手の指先でイヤらしい股間を見せながら、右手でボタンを一つ一つ外した彼女。

 器用に左腕と右腕でおっぱいを隠してる。

「……………」

 けど、両腕に挟まれた爆乳が余計に谷間を深くしていた。

「ノーブラ…とか………」

 有り得ない。

 あんなデカパイの爆乳が薄いブラウスの生地の下でブルンブルンしてたとか有り得ない。

 自分で自分が何を考えてるのか分からなくなるくらい有り得ない。

 これで、ビッチとかの噂も無いとか、ホントに彼女は大丈夫なんだろか。

 何が大丈夫なのかも分からない。

「…これならどお?」

「ぶは………」

 細腕で爆乳を隠しつつ、深い谷間とスケベな下着を見せ付けて上目遣いする彼女を前に、一部分は元気モリモリだった。
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