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×アリエナイカノジョ×
第5章 カノジョたちの一コマ
「もう…ダメ……」
シャツに赤い斑点を無数に散りばめた薄井くんの降参宣言。
影が薄いと思っていたけど、なかなかの存在感。
「……うりうり」
何故かダウン寸前の薄井くんを見て、ウズウズしてきた。
持ち上げたおっぱいを寄せてグニュグニュしてみると、更に顔が赤くなっていく。
「は、葉山……さん?」
「にへへぇ」
ちょっと間を詰めて、更におっぱいを寄せてみる。
狼狽えながらも、薄井くんの視線は谷間に釘付け。
やっぱり薄井くんも男の子だと思った時だった。
「アイタっ」
「アンタは痴女かっ」
テーブル越しに美穂ちゃんにメニューの角で叩かれた。
角はダメ。
痛さがハンパない。
「だからって…角は無いよぉ……うぅっ……」
「涙目……ごちそうさまです」
性癖考えたら痴女ってのも強ち否定は出来ないけど、やはり角は無いと思う。
「兎に角…場所……考えようか?」
「は、はい………」
美穂ちゃんの冷たい視線に頷くしかなかった。