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×アリエナイカノジョ×
第1章 こんな一コマ
きょとんといった擬音がぴったりの表情を見せる紗英。
やっぱり可愛らしい。
「にゃはっ。もぉ、美穂ちゃんったらぁ」
ちょっと見とれていたら、揃えた左手の指先で口を隠し、顔の近くまで上げた右手を『おいで』と呼ぶように振る。
アンタはどっかのおばちゃんか。
時々、容姿には不釣り合いな事をする紗英に、残念な気持ちが芽生えてくる。
「そんな訳無いじゃなぁい」
「えっ? あっ…ちょっ………」
ケタケタと笑いながら両手を下げた紗英の動作に、直ぐ様察した。
しかし、遅かった。
「ほら?」
ピラッと短いスカートを、ニコッとしながら捲り上げる紗英。
ムチッとした白い太腿が剥き出しになる。
「ちょ、ちょっと、紗英っ」
淡い水色のショーツまでこんにちは。
てか、紐パン。
てか、小さすぎ。
てか、ツルツルのアソコが透けて見えてる。
「えっ? ええっ!?」
通りすがりの他の生徒が驚く声。
短い時間で細部まで良く見ながらも、アタシも慌てて紗英の腕を引っ張って走り出した。