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×アリエナイカノジョ×
第6章 ホンネの一コマ
 
「あ、あの…さ………」

 正直、急展開過ぎる。

 結城さんや正行に背中を押されて、意を決して告白しようと思っていた矢先。

「そりゃ、お父さんからしたら、お母さんの連れ子の紗英は子ども…だよね」

 父親を男として好きになっている事も分かってて、それでも告白しようとしていた。

「でも、紗英だって…もう………」

 逆に駄目なら駄目で良いと開き直りも出て来ていた。

「背は小さいけど……もう……子どもじゃないつもりだもん」

 表情はその儘に、葉山さんの両脚が大きく開いた。

「わっ!? は、葉山さんっ!?」

 思い切り見てしまった。

 元々捲れていたスカート。

 ホントに布の少ない、赤い紐パンに隠された股間。

「ここだって……充分……大人だよね?」

 更には葉山さんの細い指が、ブラウスのボタンを外した。

 有り得ない光景。
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