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パズル
第13章 別離
「あと、悪いけど、事故の状況とかも聞いてもいいかな?労災じゃないし、別に報告義務はないから、話せる範囲で構わないから。…その、やっぱり、皆も気にしててさ。」

それは…そうだろう…

「結婚記念日だったんです…レストランの予約してたのに、家出るのが遅くなって、焦って…切符切られる程、オーバーしてたつもりはないんです、けど…気持ちは焦ってました。
信号が、黄色になったけど突っ切ろうとしたら、左手から、軽トラが突っ込んできて…」

課長が言葉を失う。

「結婚、記念日…」

「事故の詳細については、現場検証の結果を聞いたので、私から補足を。」

お父さんが口を開いた。

「相手方は個人経営の、運送業者だそうです。軽トラですが、積載は上限一杯。かつ、直前の夕立で路面は濡れて滑りやすい状態だった。更に、現場には、トラックのブレーキ痕がなかった。つまり、赤信号にノーブレーキで突っ込んだ、という訳です。
検死の結果、事故による損傷は死後についたもの、つまり、事故の起こった時点で既に心肺は停止していたものと思われる、ということでした…」

「いくらこちらもスピードを出していた、とは言えそれは…」

課長が眉をひそめる。
お父さんが重々しく頷いた。
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