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パズル
第13章 別離
「あの、ワンピース…」

「結婚25周年記念に、2人でイタリアに行ったんだ。その時、晶子と瞳に同じモノを買って来てね。瞳は気に入ってよく着てくれていたが…」

「私も昔は着たわよ。でも今はもうあんな若いデザイン着れないもの。ずっとクローゼットにしまったっきり。
だから瞳にあげるの。」

「すみません…そんなところまでお気遣いいただいて」

俺は、警察から渡された事故現場に残されたものや身につけていたものから、瞳の指輪を持ってきていた。一緒に、棺にいれるつもりだった。
でも、いざとなるとそれができなくて。

「瞳の指輪….入れてやろうと思ったんですけど…僕、形見に持っていてもいいですか…」

お父さんが頷く。

「その方が、瞳も喜ぶだろう…」

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