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パズル
第14章 復帰
復職から2週間たったある日。
俺はいつものようにPCに向かい、黙々と仕事をしていた。
時刻は午後12時5分。
皆昼休憩に出ていて、事務所内はガラガラだった。
松葉杖で外食は不便だろうと、瞳のお母さんが毎日弁当を持たせてくれる。
本当にありがたかった。俺は、キリのいいところで弁当を食うべく、事務所で仕事を続けていた。
お母さんの作るおかずは、瞳の料理と味が似ていて、瞳のルーツなんだな、と思うと、それだけで目が潤む。
「お疲れ」
いきなり、デスクに紙コップのコーヒーが置かれる。
誰もいないと思っていたのに、まだいたのか。
同期の森崎千春だった。入院見舞にパジャマを選んで買って来てくれたコだ。
「サンキュー。森崎は昼飯いかねぇの?」
「ん。私今日電話当番だから」
「そか。でも俺、弁当あるし、事務所にいるから、森崎も外行ってもいいぞ?どうせ昼なんてほとんど電話ないしよ。」
「ありがと。でも私もお弁当持ってるから、平気」
「そか。」
俺はいつものようにPCに向かい、黙々と仕事をしていた。
時刻は午後12時5分。
皆昼休憩に出ていて、事務所内はガラガラだった。
松葉杖で外食は不便だろうと、瞳のお母さんが毎日弁当を持たせてくれる。
本当にありがたかった。俺は、キリのいいところで弁当を食うべく、事務所で仕事を続けていた。
お母さんの作るおかずは、瞳の料理と味が似ていて、瞳のルーツなんだな、と思うと、それだけで目が潤む。
「お疲れ」
いきなり、デスクに紙コップのコーヒーが置かれる。
誰もいないと思っていたのに、まだいたのか。
同期の森崎千春だった。入院見舞にパジャマを選んで買って来てくれたコだ。
「サンキュー。森崎は昼飯いかねぇの?」
「ん。私今日電話当番だから」
「そか。でも俺、弁当あるし、事務所にいるから、森崎も外行ってもいいぞ?どうせ昼なんてほとんど電話ないしよ。」
「ありがと。でも私もお弁当持ってるから、平気」
「そか。」