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パズル
第20章 独白

「…詳しい事情をどうもありがとう…ついでに何で深谷を好きになったの?別にカッコよくもないじゃん。清美ちゃんからすりゃタダのオッサンでしょ?」
「…昌幸さんは、今まで出会ったことないくらい、カッコ良かったんです。こんな人、世の中に居るんだ、って思いました…高校に入って1年の時、バスで痴漢に遭って、その時助けてくれたんです。」
へぇ…あの深谷が、ねぇ…
ちょっと意外だった。そんな度胸があるとは思わなかったからだ。
「寮から学校まで、結構満員のバスに乗らなきゃいけなくて…そのバスを、昌幸さんも通勤に使ってて…何度か、痴漢に遭って、多分、同じ人だと思うんですけど、バスって、後から乗ってきた人に押されて、自分じゃ場所変えにくいし。時間変えるにも、ちょっと時間的に厳しくて、毎朝同じヤツに乗らざるを得なくて…すごい憂鬱だったんです…」
確かに、電車なら車両変えるとかできるけどバスじゃそうは行かないか…
「…昌幸さんは、今まで出会ったことないくらい、カッコ良かったんです。こんな人、世の中に居るんだ、って思いました…高校に入って1年の時、バスで痴漢に遭って、その時助けてくれたんです。」
へぇ…あの深谷が、ねぇ…
ちょっと意外だった。そんな度胸があるとは思わなかったからだ。
「寮から学校まで、結構満員のバスに乗らなきゃいけなくて…そのバスを、昌幸さんも通勤に使ってて…何度か、痴漢に遭って、多分、同じ人だと思うんですけど、バスって、後から乗ってきた人に押されて、自分じゃ場所変えにくいし。時間変えるにも、ちょっと時間的に厳しくて、毎朝同じヤツに乗らざるを得なくて…すごい憂鬱だったんです…」
確かに、電車なら車両変えるとかできるけどバスじゃそうは行かないか…

