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パズル
第22章 ハウス・シェアリング
「大丈夫です。部屋で待ってます。」
部屋で待ってます、なんて、まるで誘い文句のようで、思わず目を見開く。俺の反応に気付いた清美ちゃんが
「あ、あの、ヘンな意味じゃなくて!」
と慌てた様子で言った。
「うぅん、大丈夫だよ、わかってるから。」
俺は逃げるように、そそくさと部屋に戻り、着替えを持って風呂場に向かう。
わかってる…わかってるよ…
だけど、風呂に入りながらも、ビミョーな気分だった。
そもそも俺は女性に対して免疫が少ないんだ。
高校の頃、彼女が居たとは言っても、身体の関係には至らない可愛らしいもので。
大学に入って初めて出来た同い年の彼女が初めて。半年くらい付き合ったけど、博之の事故やら何やらゴタゴタがありすぎて、いつの間にかフェードアウトした。
瞳は大学で出来た2人目の彼女。
26のオトコとして、胸を張れるような経験じゃあ、ナイ。
部屋で待ってます、なんて、まるで誘い文句のようで、思わず目を見開く。俺の反応に気付いた清美ちゃんが
「あ、あの、ヘンな意味じゃなくて!」
と慌てた様子で言った。
「うぅん、大丈夫だよ、わかってるから。」
俺は逃げるように、そそくさと部屋に戻り、着替えを持って風呂場に向かう。
わかってる…わかってるよ…
だけど、風呂に入りながらも、ビミョーな気分だった。
そもそも俺は女性に対して免疫が少ないんだ。
高校の頃、彼女が居たとは言っても、身体の関係には至らない可愛らしいもので。
大学に入って初めて出来た同い年の彼女が初めて。半年くらい付き合ったけど、博之の事故やら何やらゴタゴタがありすぎて、いつの間にかフェードアウトした。
瞳は大学で出来た2人目の彼女。
26のオトコとして、胸を張れるような経験じゃあ、ナイ。