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第23章 波乱の12月 ー朋会、再びー

「…あっ…ご、ごめっ…」

慌てて清美ちゃんを解放し、口元を手で押さえる。

「…お手洗いに起きたら…よく、眠ってらしたから…風邪ひいちゃいけないと思って…」

「…ほんと、ゴメン…酔っ払ってて…」

「大丈夫、です…事故、ですよね…」

清美ちゃんが軽く笑って、

「おやすみなさい…」

とリビングを出て行った…

リビングに1人残され、ソファの背もたれにズルズルと崩れる。
手で隠すように押さえた唇に、まだ感触が残ってて。
準備万端の下半身にもきっと気付かれただろう…

…ぅあぁぁぁぁ…気まずい！
めっちゃくちゃ、気まずい‼︎
明日どんな顔して会えばいいんだ…
しかも土曜日で休みなのに…

穴があったら入りたいってこのことか…いや、穴を掘ってでも入ってしまってもう出て来たくなかった…