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パズル
第23章 波乱の12月 ー朋会、再びー
罪悪感に打ちひしがれながら、部屋に戻り、パジャマに着替えて布団に潜り込む。

もちろん下半身はとっくに大人しくなっている。

なのに、布団に入ってしばらくすると、ちょっと久々の唇の感触を反芻してしまってる自分が居て。

キスしただけじゃなく、瞳と思って抱き締めて、触った胸やら腰やら、お尻やら…特に禁欲してたつもりはないけど、風俗とかは行ってないから、三次元の女性の身体の感触が、脳裏に、掌に、唇に、バッチリ残ってて。

思い出すと否応無く、下半身が反応してしまって…

収拾がつかなくなって、ベッドの中で1人で処理をした。

頭では、こんなことしちゃいけないって、思ってる。
下心なんか持っちゃいけない。
彼女の心には、深谷がいて。
彼女お腹には、深谷の子供が居て。
俺の入る隙間なんか、どこにもない。
俺にしたって、清美ちゃんとどうこうなりたいなんて考えてもない。そもそも考えちゃいけない相手だって、思ってる。
なのに…頭とココロは、違う…

…更に身体はもっと違う…

がっくりと項垂れながら、処理に使ったティッシュをゴミ箱に放り込み、更なる罪悪感に苛まれながら、深い溜息をついて眠った…
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