この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
パズル
第9章 運命の日
結局、土曜日も瞳に変化はなく。
俺はいつ陣痛とやらが来るのか気が気じゃなかった。
母親学級で、最初は弱い、段々強く、間隔が短くなると聞いてはいたけど。痛みなんて個人差があるんだろうし、イキナリ痛くなる可能性もなくはない訳だろ?
日曜日の昼間、固唾を飲んで片時も離れない俺に、瞳が呆れたように笑う。

「順一ったら、ソワソワしすぎ。」

逆になんで瞳はそんな、落ち着いていられんだよ?

夕方になって。

「瞳?まだ痛みはないの?」

お母さんが聞く。

「…さっき、鈍痛って言うか、生理痛みたいな痛みはあったけど、もう治った。」

「イヤだ、それ陣痛じゃない?もう予定日も2日過ぎてるし、いつ来てもおかしくはないわよ。張りは?」

「そんな痛くないよ?さっきはちょっと張ってたけど。」

「徐々に強くなるのよ。まだあまり痛くないなら、先にお風呂入っときなさい。すぐに沸かすから」

「はーい。」

「お父さん、私、お風呂と瞳の入院の支度しますから、お夕飯は店屋物でも取ってくださいね。4人前!」

「了解」
/227ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ