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パズル
第13章 別離

翌朝、ベッドの横に置いた携帯が震える。メールならバイブ2回だけど、メールじゃなかった。
手が届かなかったが、ちょうど看護師さんが居たので声をかけた。
「すみません、電話出たいんですが、取ってもらえませんか」
「はい」
片手なので、看護師さんに画面操作して貰って電話を受け取った。
課長からだった。
「おはようございます」
「よかった、電話出られるんだな。昨日、お父さんか?から電話貰って驚いたんだ。」
「お父さんから?」
「行っても幸村とは話せる状態じゃないと聞いたから今朝まで待ったんだ。午後、面会時間になったらそっちに行くから、病室教えて。」
「病室…すみません、わからないので、後で聞いて、面会時間までにメールします」
「わかった。詳しい話はその時に聞くから。分かる範囲で今後の相談をしよう。俺もある程度会社に説明しないといけないからさ。大変なとこ悪いけど、ちょっと心づもりだけしといて。じゃ。」
課長はそれだけ言うと、電話を切った。
手が届かなかったが、ちょうど看護師さんが居たので声をかけた。
「すみません、電話出たいんですが、取ってもらえませんか」
「はい」
片手なので、看護師さんに画面操作して貰って電話を受け取った。
課長からだった。
「おはようございます」
「よかった、電話出られるんだな。昨日、お父さんか?から電話貰って驚いたんだ。」
「お父さんから?」
「行っても幸村とは話せる状態じゃないと聞いたから今朝まで待ったんだ。午後、面会時間になったらそっちに行くから、病室教えて。」
「病室…すみません、わからないので、後で聞いて、面会時間までにメールします」
「わかった。詳しい話はその時に聞くから。分かる範囲で今後の相談をしよう。俺もある程度会社に説明しないといけないからさ。大変なとこ悪いけど、ちょっと心づもりだけしといて。じゃ。」
課長はそれだけ言うと、電話を切った。

