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パズル
第13章 別離

課長が面会に来てくれた。
「怪我なら、食事制限はないだろうから、これなら日持ちするし、食べられるだろう」
とゼリーの詰め合わせを持ってきてくれた。
「あと、コレは同期一同から、だと。昨日の報告を聞いて、すぐに森崎が、買ってきたそうだ。」
そう言って課長が見せたのは、えらく大きな袋だった。
「中身はパジャマらしいぞ。長期入院になるだろうから、何着あっても困らんはずだと言っていたが…」
森崎は…同期の事務の女の子で。よく気もつくし、よく喋る、可愛いコだ。オトコに人気もある。昨日の今日ですぐにこんなもの用意してくれるなんて、さすがだと思う。
「ありがとうございます…」
病室にいたままだった、お父さんとお母さんが気を遣って出て行こうとする。
「あ、ご両親ですか。昨日はどうも、ご連絡ありがとうございました。」
「こちらこそ、もっと早く連絡すべきところ、気が回らず申し訳ありませんでした。」
お父さんが深々と頭を下げる。
「じゃ、私達はこれで…」
「お父さん、すみません、状況の説明と、今後の話なんですが、僕1人でははっきりしないことも多いので、いて貰ってもいいですか?」
「私は構わないが?それで、宜しいですか?」
と課長に聞く。
「幸村くんがその方がいいなら、お願いします。」
「怪我なら、食事制限はないだろうから、これなら日持ちするし、食べられるだろう」
とゼリーの詰め合わせを持ってきてくれた。
「あと、コレは同期一同から、だと。昨日の報告を聞いて、すぐに森崎が、買ってきたそうだ。」
そう言って課長が見せたのは、えらく大きな袋だった。
「中身はパジャマらしいぞ。長期入院になるだろうから、何着あっても困らんはずだと言っていたが…」
森崎は…同期の事務の女の子で。よく気もつくし、よく喋る、可愛いコだ。オトコに人気もある。昨日の今日ですぐにこんなもの用意してくれるなんて、さすがだと思う。
「ありがとうございます…」
病室にいたままだった、お父さんとお母さんが気を遣って出て行こうとする。
「あ、ご両親ですか。昨日はどうも、ご連絡ありがとうございました。」
「こちらこそ、もっと早く連絡すべきところ、気が回らず申し訳ありませんでした。」
お父さんが深々と頭を下げる。
「じゃ、私達はこれで…」
「お父さん、すみません、状況の説明と、今後の話なんですが、僕1人でははっきりしないことも多いので、いて貰ってもいいですか?」
「私は構わないが?それで、宜しいですか?」
と課長に聞く。
「幸村くんがその方がいいなら、お願いします。」

