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パズル
第13章 別離

「まず、怪我の状況と完治の見通しを教えて貰える?」
「はい。骨折が腕1箇所、太腿2箇所、あとムチウチと全身打撲で、全治3ヶ月、入院は様子を見ながら1ヶ月が目安と言われました。」
課長は手帳に控えながら頷く。
「退院する頃にはある程度動けるだろうから、そうだな、会社で報告上げてからまた正式に言うけど、とりあえず、見込みとしては腕が完治した時点で出社して内勤業務、て感じになるかな。」
「…そんなに長く働けないのに…クビにはならないんですか…?」
俺の言葉に課長は目を丸くする。
「会社に損害を与えるような失態をしたわけでもない、事故や病気での長期休養は致し方ないことだ。復帰の目処が立たないならともかく、それで一方的に解雇なんかするとこは、所謂ブラックだよ。」
「そう、なんですか…でも…」
「確かに皆に迷惑はかける。幸村の抜けた穴を皆でフォローするんだからな。ただ、それに対する責任の取り方は、辞めることじゃない。1日も早く復帰することだ。」
課長の言葉が、心に響いた…
辞めても、責任を取ることにはならない…
「はい。骨折が腕1箇所、太腿2箇所、あとムチウチと全身打撲で、全治3ヶ月、入院は様子を見ながら1ヶ月が目安と言われました。」
課長は手帳に控えながら頷く。
「退院する頃にはある程度動けるだろうから、そうだな、会社で報告上げてからまた正式に言うけど、とりあえず、見込みとしては腕が完治した時点で出社して内勤業務、て感じになるかな。」
「…そんなに長く働けないのに…クビにはならないんですか…?」
俺の言葉に課長は目を丸くする。
「会社に損害を与えるような失態をしたわけでもない、事故や病気での長期休養は致し方ないことだ。復帰の目処が立たないならともかく、それで一方的に解雇なんかするとこは、所謂ブラックだよ。」
「そう、なんですか…でも…」
「確かに皆に迷惑はかける。幸村の抜けた穴を皆でフォローするんだからな。ただ、それに対する責任の取り方は、辞めることじゃない。1日も早く復帰することだ。」
課長の言葉が、心に響いた…
辞めても、責任を取ることにはならない…

