この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
影に抱かれて
第8章 心のままに

「……僕は密偵なんだ」

一瞬、何を言われたのかわからなかった。

「み、密偵……?」

「フランクール夫人に雇われたんだ……ジュール様と連絡を取ったりしないようにって」

夫人がドゥルーを雇う?
さっぱり意味が分からない……

「そんな、だって……僕はここに急に来ることになったのに……」

ドゥルーはリュヌにとってすでに大切な友達だったが、編入という形で突然学園に来ることになった経緯や、ジュールのことはその存在すらも一度も話したことが無かった。

……ジュールとのことはどこまで知っているのだろう。それに、親友だと思っていたのに、自分に近付いたのは全て計画的だったのか……

「僕は夫人の遠縁にあたるんだ……と言っても、リュヌが来る一ヶ月ぐらい前に知ったんだけどね。リュヌをここに入れる計画を立てた時に僕の存在を知って……使えると思ったらしい。本当はもっと先に来るって聞いていたのに、突然やって来るから驚いたよ……」

「奥様の……。じゃあ、ドゥルーも本当はお金持ちなの? 」

/183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ