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笑いの神様降臨
第1章 棚橋さん
「そういやさ、4月の人事で、たなっちの昇進が決まってさ、携帯の購入を考え出したよ」


「おめでとうだね」

「めでたいのかな?
うちの会社は年功序列だからね。
勤続年数で昇進は出来る。
例え、パソコンが出来なくても…
今日、たなっちにさ、携帯の購入の仕方を聞かれたんだよね」

「そんなのさ、量販店でも携帯会社でも行けば買えるよね?」

「たなっちがさ、判子は必要なのか?
身分証明書は?とか細かく聞くのよ」


「光は教えてあげたの?」

「教えたけど、俺以外にもう二人くらいに確認していたわ。
全く、細かいとこ細かくて心配性なんだよ。
聞かれた他の二人も一から話すじゃん、面倒臭っていうか‥‥
まぁ、たなっちだから仕方ないっていう、諦めもあるよな‥‥。
iPhoneとかスマホにはしないらしいけどね」


「おじいちゃんが持つような簡単操作のやつにしたら?
この先、光の仕事の支障を考えちゃうわ…」


「あぁ、俺もソレ勧めた。
素直にそうするらしいわ。
俺としては、iPhoneとかスマホとか使われても困るわ」


「そうね‥‥」

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