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獣欲の檻
第8章 リナのそれから
「…リナ?」
身体を揺すぶられ、リナが目を覚ますと、床に片膝を付いた黒服の男がいた。
「…居りました。今目を覚ましましたので連れて帰ります。」
そう言った黒服の男は、リナの肩を抱き起こした。
裸だったリナに自分のジャケットをかけ、投げ捨てられていた体操着を手にした。
リナは月明かりだけの暗闇で、男に手を伸ばすが、男はそれを渡さなかった。
「これは処分して、新しい物を用意してもらいなさい。」
リナは口をポカリと開けた。
驚いているのだ。彼が自分に気を遣っている事に。
レイプされた時に身につけていた物を、また身につけるなど嫌に決まっている。
それを「着なくていい」と言い捨てた黒服の男に、驚きと暖かさを感じた。
「…ありがとう…ございます。でも…この格好じゃ…。」
ジャケットを羽織っただけでは、その他丸見えだし…そう思うと、全部見られた事に血の気が引き、そして一気に熱くなる。
身体を揺すぶられ、リナが目を覚ますと、床に片膝を付いた黒服の男がいた。
「…居りました。今目を覚ましましたので連れて帰ります。」
そう言った黒服の男は、リナの肩を抱き起こした。
裸だったリナに自分のジャケットをかけ、投げ捨てられていた体操着を手にした。
リナは月明かりだけの暗闇で、男に手を伸ばすが、男はそれを渡さなかった。
「これは処分して、新しい物を用意してもらいなさい。」
リナは口をポカリと開けた。
驚いているのだ。彼が自分に気を遣っている事に。
レイプされた時に身につけていた物を、また身につけるなど嫌に決まっている。
それを「着なくていい」と言い捨てた黒服の男に、驚きと暖かさを感じた。
「…ありがとう…ございます。でも…この格好じゃ…。」
ジャケットを羽織っただけでは、その他丸見えだし…そう思うと、全部見られた事に血の気が引き、そして一気に熱くなる。