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獣欲の檻
第8章 リナのそれから
車まで来ると、後部座席にリナを寝かした。
「あの、それ…。」
リナは男が掴む体操着や下着を指差すが、男は直ぐに後ろに隠した。
「気にするな。俺が捨てておく。」
そう言ってドアを閉めた。
リナは恥ずかしさと嬉しさに顔を赤くするが、それと同時に、数十人に犯された身体を、その男に見せた事が辛くて、涙が出た。
後部座席で、必死に声を殺して泣くリナだったが、運転するその男が気づかないはずが無い。
でも、そんなリナに声をかける訳でもなく、また、バックミラーで確認する訳でもなく、少し遠回りをして、ゆっくりと運転しながら、ただ泣かせていた。
男はこの位しか、気遣ってあげられないのだ。
「あの、それ…。」
リナは男が掴む体操着や下着を指差すが、男は直ぐに後ろに隠した。
「気にするな。俺が捨てておく。」
そう言ってドアを閉めた。
リナは恥ずかしさと嬉しさに顔を赤くするが、それと同時に、数十人に犯された身体を、その男に見せた事が辛くて、涙が出た。
後部座席で、必死に声を殺して泣くリナだったが、運転するその男が気づかないはずが無い。
でも、そんなリナに声をかける訳でもなく、また、バックミラーで確認する訳でもなく、少し遠回りをして、ゆっくりと運転しながら、ただ泣かせていた。
男はこの位しか、気遣ってあげられないのだ。