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第8章 リナのそれから

「…お気遣い、有難うございます。大分落ち着きました。」



あの男が十条に報告したのだろうと思ったリナは、十条からの電話にどこかホッとした。



『明日は学校を休みなさい。』


「はい。」


『食欲はどうだ？あるなら何か作らせよう。』


「大丈夫です、それよりも…少し休みたいです。」


『そうか、そうしなさい。何かあったら、黒服を呼びなさい。今日は部屋の前に待機させておくから。おやすみ。』


「おやすみなさい。」



リナは電話を切るなり、ドアに走り寄り勢い良くドアを開けた。