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獣欲の檻
第8章 リナのそれから
「あのじじい、自分は手を出してないって言ってたから、貰ってやる事にしたのに、しっかりと調教されてんじゃねーかよ。…なぁ、極道の妻ってなにするか知ってるか?いざって時に身代わりにすんだよ。俺は愛人囲って楽しく暮らすから、お前はその時までただ生きてろ。」
「…愛人、ですか。」
「あぁ、ガキのお遊びに噛まれた程度なら、お前は若いし囲うのもいいかなって思ったけど、じじいのお手つきじゃ、萎えるわ。」
そう言われて、リナは言い返そうとしたが、それを止めた。
『萎える』『ただ生きてろ』
この言葉は救いだった。自分に関心も無く、手を出す気もないと言われたのと同じ。
『その時』が、いつなのかは分からないけど、この基一といる今のところは、自分は安全なんだと思ったからだ。
「…愛人、ですか。」
「あぁ、ガキのお遊びに噛まれた程度なら、お前は若いし囲うのもいいかなって思ったけど、じじいのお手つきじゃ、萎えるわ。」
そう言われて、リナは言い返そうとしたが、それを止めた。
『萎える』『ただ生きてろ』
この言葉は救いだった。自分に関心も無く、手を出す気もないと言われたのと同じ。
『その時』が、いつなのかは分からないけど、この基一といる今のところは、自分は安全なんだと思ったからだ。