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獣欲の檻
第2章 母の男
この時、男は麻薬の常習で、母の風俗で稼いだ金をそっちに費やすほど溺れていたのだ。


もちろん、母も一緒に常用していて、リナにもSexを強要する時にも無理やり吸わせたりしていたのだ。


リナには強すぎて、気分が上がったり、高揚するなど全くなく、頭が朦朧とするだけだった。それとは裏腹に、効果が切れると嘔吐と頭痛、痙攣と酷い症状で、自分から欲するという状態にはなれるはずも無かった。


リナは学校に行かされたが、ココとルルミは殆ど部屋に軟禁され、押入れから出される事は殆どなかった。


外を歩くリナに、近所の大人達が寄って来ては『おかしい』『変だ』と言っては様子を聞いてくるが、妹2人が人質のような状態で、どう言えば助けてもらえるのか、術を持ってなかったのだ。
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