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獣欲の檻
第2章 母の男
冬休みを迎える頃、そんな中生活が半年も続いていた。
数回児童相談所の人が訪ねて来たが、母はドアを開ける事なく追い返す。
一度でもドアを開けたなら、若しくは『助けて』と声を上げたら、直ぐに警察も入り施設に強制的に連れて行かれたはずなのに、リナは声を上げられなかった。
押入れの2人のご飯やお風呂は、全てリナの行ないで決められていたのだ。
「ココ、ルルミ。出て来なさい。」
リナは終業式から帰ってくると、母がそう言って押入れを開けた。
「3人でお風呂に入って綺麗にしなさい。」
数回児童相談所の人が訪ねて来たが、母はドアを開ける事なく追い返す。
一度でもドアを開けたなら、若しくは『助けて』と声を上げたら、直ぐに警察も入り施設に強制的に連れて行かれたはずなのに、リナは声を上げられなかった。
押入れの2人のご飯やお風呂は、全てリナの行ないで決められていたのだ。
「ココ、ルルミ。出て来なさい。」
リナは終業式から帰ってくると、母がそう言って押入れを開けた。
「3人でお風呂に入って綺麗にしなさい。」