この作品は18歳未満閲覧禁止です
獣欲の檻
第3章 子供の値段
エレベーターが止まり、ドアが開くと、最上階のエントランスだった。廊下には5つのドアがあり最奥のドアの前まで押されて歩く3人。
ドアの横のインターホンを鳴らすと、男の声で返事がした。
「はい。」
「1023、1024、1025」
男が言うと、少ししてからドアが開いた。中から出て来たのはいかにも堅気ではありませんオーラの黒スーツの男だった。
「どうぞ。」
そう言って5人を迎え入れた。
足の動かない子供3人の背中を強く押して前に進ませたのは母の方だった。