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獣欲の檻
第3章 子供の値段
次にココの前には50束、5000万。


母と男は、「おお!!」と声を上げ満面の笑みで見つめあった。

まだ、理解のできないルルミに比べ、ココはこのお金で売られるんだと、泣き始めた。リナもその気持ちが解るので、ココの手を握り絞める。


次にリナの前に置かれたには、バラの万札30枚。



「これは…。」



男が不満気に言った。



「この身体に残る傷ではたいした値は付かない。不満なら連れて帰れ。」


年配の男が言うと、男は黙った。
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