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獣欲の檻
第5章 スタート
部屋の中には幾つも檻があり、適当な間隔で置かれていた。殆どの人は、1人1檻で、中には手錠もされている人もいた。数人はリナと同様に、何処かに固定されてはいるが、檻の外へいる人達もいた。
無抵抗の者が手錠も外されているのだ。だからココとルルミは手錠をしていない。
「大丈夫。」
そうココとルルミに言い聞かしたが、一番は自分に言い聞かせたかったのだ。
親を殺して欲しいと頼んだが、結局親を殺すお金はココとルルミの身売りの分もある。『悪い様にはしない』そう言っていたが、檻に入る妹を見ると信じられなくなって来るのだ。
詳細を聞かないと言う条件も怪しく思う。
それよりも、このが何処なのかも不安で仕方ないのだ。気丈に振舞っても12歳。心は脆いものだった。
無抵抗の者が手錠も外されているのだ。だからココとルルミは手錠をしていない。
「大丈夫。」
そうココとルルミに言い聞かしたが、一番は自分に言い聞かせたかったのだ。
親を殺して欲しいと頼んだが、結局親を殺すお金はココとルルミの身売りの分もある。『悪い様にはしない』そう言っていたが、檻に入る妹を見ると信じられなくなって来るのだ。
詳細を聞かないと言う条件も怪しく思う。
それよりも、このが何処なのかも不安で仕方ないのだ。気丈に振舞っても12歳。心は脆いものだった。