この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
獣欲の檻
第6章 ココの行き先
恐る恐る頷くココの頭を撫でると、1人の男が怒鳴って部屋に入って来た。
怖くて震え上がるココから、パッと手を離した。
『私の所有物に勝手に触るな』
そう怒鳴っていたのだ。
怒鳴って入ってきた男はフランス人だった。絵本の中の王子様そのもので、テーブルにアタッシュケースが積まれ
「ココのご主人様だよ?」
そう言われ腕を引っ張られ、抱きとめられると、膝の上に座らされた。
十条の旦那様は苦笑しながらも、お金を黒スーツに数えさせていた。
ココはわけも分からず知らない外国人の膝の上に乗っかり、不安いっぱいに旦那様を見つめている。
怖くて震え上がるココから、パッと手を離した。
『私の所有物に勝手に触るな』
そう怒鳴っていたのだ。
怒鳴って入ってきた男はフランス人だった。絵本の中の王子様そのもので、テーブルにアタッシュケースが積まれ
「ココのご主人様だよ?」
そう言われ腕を引っ張られ、抱きとめられると、膝の上に座らされた。
十条の旦那様は苦笑しながらも、お金を黒スーツに数えさせていた。
ココはわけも分からず知らない外国人の膝の上に乗っかり、不安いっぱいに旦那様を見つめている。