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獣欲の檻
第7章 ルルミの行き先
クローゼットを開ければ、フリルのドレスが入っている。



「これも…ルルミの?!」


「さぁ、こっちに来なさい。」



そう呼ぶご主人様の前に行くと、いきなり頬をぶたれ、ルルミは放心しながら、頬を覆い見上げた。



「ここには『ルルミ』何ていない。マル、自分がマルだとわかるまで食事は抜きだ。」



そう言って出て行ったしまう。
酷く冷たく見下ろされて、怖くて寂しくて…帰りたいという思いに、ルルミは泣き出した。


「おねぇちゃ~!!迎え来てぇ!!」
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