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獣欲の檻
第7章 ルルミの行き先
そうすると、女の子はびっくりした表情をした。



「それならマルって言わないと、ご飯抜きになっちゃうよ?」


「うん、お姉ちゃんのお名前は?」


「サクラって言うの。」



そして続いて言われた言葉を理解出来ずにただ聞いていた。



「サクラは木だから本当はしゃべっちゃダメなの。ご主人様の前じゃ動いてもいけない観賞用。マルはその点ペットだからよかったね。」



サクラは自分の境遇を理解し、順応していた。もちろんそうしないと生きていけない事を悟っているからだ。18歳のサクラは子供の様に小さい身体をしていた。
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