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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第4章 挿話 二

「怯えるって……。なんだか物騒だな」

 圭介は苦笑していた。

「逆レイプみたいなことがやりてーの?」
「そうかもねー」

 冗談混じりに問いかけてくる圭介の言葉を、あっさりと肯定してしまった。

「……マジ?」

 ちょっと引いたようなニュアンスで問いかけられて、あたしは首をかしげてみせる。
 演技や、ごまかすためじゃない。正直よくわからなかった。自分がボーナスをつぎ込んでまでしたいことが。自分の性癖を、そこまでしっかり考えたこともないし。

「わかんないよ、そんなん。でもなんかもの足んなかったのは確か」
「……なんだそれ。普通にセックスしたくて出会い系始めたんじゃねーの?」
「うーん、ただの思いつきではあったけど」

 出会い系サイトを見かけたのも偶然だし、そこで援交まがいのことが乗っててボーナスをつぎ込んでみようとしたのも、思いつきには違いない。
 だけど、その前からある願望を持っていたのも事実だった。

「もしかして、特殊な性癖でもあるのか?」
「性癖っていうか……」

 言葉を濁すあたしに、圭介は好奇心丸出しにして聞いてくる。
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