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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第4章 挿話 二
「……なんだよ、教えろよ。おまえどんなんが好きなの? 一人めのやつにはおもちゃ使ったり、車で顔面騎乗までしたんだろ? 二人目は女装だっけ? 男を責めるのが好きなの?」
「うっせーな。圭介に関係ないじゃん。性癖とかよくわかんないって。ただ……」
「ただ?」
どう答えたらいいのか言葉を探すあたしに、圭介はさらに畳み掛けてくる。
「そーいえば、この前飲んだ時に次飲んだ時に教えてくれるっつってなかったっけ? 出会い系始めた理由」
「飲んでないじゃん、ラーメンだし」
この前は居酒屋だったけど、今回はラーメン屋でただのご飯だし、酒なんて一滴も飲んでない。
圭介はムキになって店員を呼んだ。
何をするのかと思えば、「ビール二つ!」と注文しやがった。
「ほら、これで酒くるし、飲んだことになるし」
「……もー、ガキじゃん、やること」
呆れながらも、ついつい笑ってしまう。圭介のたまに見せるガキっぽいところは、意外と面白い。
一分ほどでビールが二杯運ばれてきた。食べ終えたどんぶりを持って店員が去っていったあと、一応乾杯する。