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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第5章 二十歳、ケンヤ
「ご奉仕とか……なんかエロい、ね?」
ケンヤくんは動揺してるのか、少し恥ずかしそうだった。
あら、可愛いじゃん。
やっぱり粋がってても、まだまだ子供っぽい。
それほど経験人数はいないんじゃないだろうか。女の勘でそう思った。
プロフには住んでる県しか載せてなかったので、尋ねると、今までの二人よりは少し遠かった。車で一時間くらいの場所に住んでいるという。
夜はバイトということで、今回はケンヤくんちの最寄りのコンビニまで車で向かうことにした。
今週の土曜日の、午前十一時頃。お昼を食べて、ラブホに直行予定だ。
その日はそのまま通話を終えた。サイトで彼を見つけて、会う約束を取りつけるまでほんの五時間ほど。
数通のメッセージと二十分ほどの通話で終わってしまった。
バイトと言ってたし、多分学生だろうけど、そういう話も一切しなかったし、五万のことも一切伝えていなかった。
「まあ、いっか」
いつかネットの広告で見た、『即ハメ可能! すぐ出会えます』を売りにしている出会い系サイトみたいだなぁ、なんてぼんやり考えながら、その日は眠りについた。