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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第5章 二十歳、ケンヤ

 ケンヤくんとは、そのまま金曜日まで連絡を取らなかった。
 もう会う予定は取り付けたし、特別取る用もないし。金曜日に土曜日の予定の確認のラインメッセージを送り、約束の日を迎えた。
 服装は先週と同じ白いレースのついたブラウスに、下は薄いブルーのジーンズ。Mキャラになるのに、やっぱり派手な格好じゃなんとなく合わない気がして。清楚系の服装はあまり持ってないので、同じのにした。メイクも一緒だ。
 五万を再び封筒に入れ、彼に指定されたコンビニに向かった。
 一応遠いということもあって少し早めに家を出た。そうしたら、約束の時間より三十分も前に着いてしまった。
 仕方なく、ケンヤくんにラインメッセージを送る。

『……早く着いちゃった』
『もう!? 俺も今から出るよ』

 すでに準備は終えていたらしく、そんな返信が来た。意外と優しい。
 五分くらいで、ラインの電話が鳴った。

「もしもし、着いたよ? 車、どれ?」
「あ、ここ」

 あたしは車から下り、周辺を見渡した。画像で見た顔のまんまのケンヤくんらしい男の子を見つけ、軽く手を振った。
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