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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第5章 二十歳、ケンヤ
店がオープンし、中へと入る。ご飯やキャベツなど、とんかつ以外はおかわり自由という有名なチェーン店だ。
美味しいランチを二人でしつつ、ケンヤくんは例の話を持ち出してくる。
「んで、あさみさんはどんなことされたいわけ?」
「え? こ、ここで……言うの?」
店内は、土曜なだけあって混んでいる。家族連れや若い子達ですぐにいっぱいになった。
小声だし、別に恥ずかしくはないけれど、一応恥ずかしがっている演技はしておかないと。
そもそもMではないあたしには、具体的にされたいことというのも思いつかない。
「言うの。具体的に」
「……恥ずかしいこと言われたり、されたりとか」
「恥ずかしいことって? 具体的にって言ってるだろ?」
「……明るいところで全裸にされて、縛られたり、とか?」
思いつくものを。
だけど口にした途端、ケンヤくんの表情が固まった。
あれ? 引いちゃった?
だけど次の瞬間、今度は真っ赤になった。
「ちょ、ちょっと想像しちゃって俺っ……、とにかく、続きはホテル行ったらなっ」
あら、照れてるし可愛い。
やっぱりまだ若いなぁ。