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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第5章 二十歳、ケンヤ
ランチを終え、とんかつ屋を出る。ナチュラルにお会計を済ませてくれようとするケンヤくんを無理やり遮り経費の五万で払ってから、あたしは車の中でこの辺りのラブホを検索した。
「女に金出させるの嫌なのに……」
「大丈夫よ、あたし年上だし、ほら、さっきの五万の約束」
ケンヤくんは少し不満そうに唇を尖らせながらも小さく頷いた。
それよりも、目的のラブホ。この近くで、安くて、フリータイムが使えるところがいい。
「あ……ここでいいかなぁ」
ラブホの料金やサービスなどが調べられるサイトで、五キロ圏内に条件のあるラブホを見つけることができた。
部屋の画像もあったので開いてケンヤくんに見せる。
「……うん、そこでいいんじゃない?」
小声で答えて、すぐに視線を逸らす。
少し照れてるのか、緊張してるのか。そんな感じが伝わってきて、可愛かった。
あたしはスマホでナビを起動し車を発進させた。
「いっぱいいじめてね……」
からかうようつもりで、そう添えて。
無言で頷いたケンヤくんは、頬まで真っ赤に染めていた。