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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第5章 二十歳、ケンヤ
数分で目当てのラブホに到着した。あまりごてごてしていないシンプルな外観で、車を停め、そこから直接部屋に上がれるタイプのところだった。
土曜日ということもあって混んでいたけれど、パラパラと空室もある。
「どこでもいいよね?」
「うん、いーよ」
あたしは適当に徐行しながら、目に留まった部屋に車をバックで停車させた。
「ここから入るんだー」
すぐそばにドアがあり、部屋番号が書かれていた。
緊張した面持ちで、ケンヤくんがドアを開ける。あたしに中に入るよう促した。そこはしっかりレディファーストしてくれるんだな、とちょっと笑ってしまった。
靴を脱いで用意されていたスリッパに履き替え、階段を上がるともう一枚ドアがある。
あたしの方が先を歩いていたので、今度は逆にあたしがドアを開け、ケンヤくんをそっと中へと促した。
「うわ、すげーっ」
外観はシンプルだったけれど、室内はちょっと豪華だった。テレビも大きいし、真ん中に天涯ベッドがある。お風呂はなんと、ガラス張りだった。
「ちょっとお高い部屋にしちゃったかなぁ」