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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第5章 二十歳、ケンヤ
お湯は少しぬるめくらいで、長時間入っていても逆上(のぼ)せなさそうだった。
あたしとケンヤくんは、向かい合わせに浴槽の中で座る。
「ここでフェラ、して?」
「え?」
予想外の提案に、ぽかんとなるあたし。ここで? って浴槽の中で?
「そ、それはちょっと……」
「なんで? 苦しいのが好きなんでしょ? それとも首を絞められないとダメなの?」
「いや……」
首を。そういえば、そういう話に……。ノリとはいえ、その場で適当に話を作ってしまったことをあたしは早くも後悔していた。せめて、恥ずかしいのや縛られるのが好き辺りで止めておけばよかった。動揺するケンヤくんが可愛くて、つい……。
「首、絞めてほしい?」
ぬっと伸ばされるケンヤくんの両手に、すっと体を引いてしまう。
いや、それはだいぶ怖い。もとからそういうことに慣れている子ならともかく、興奮した状態でそんなことをされて、感極まりすぎてそのまま絞め殺されてしまったらどうしよう、なんて考えてしまう。
だったら、自分のペースでできる水中フェラの方がまだ怖くないかも。