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第5章 二十歳、ケンヤ

「おっぱい……大きいね。何カップ？」
「秘密」

　ケンヤくんは今度は舌の先で先端を押したり、舐めまわしたりする。そうしながらもう片方の乳首も手で刺激してきて、あたしはたまらず熱い吐息を洩らしてアソコをきゅうっと締め付けた。

「あ……また、ううっ」
「あ、は、ケンヤくんがエッチな触り方するからぁ……ん、中ひくひくしちゃう……」
「う、あ、出る……」
「だめだってば……、その前にあたしをイカせて……」

　ケンヤくんの唇に押し付けていたおっぱいを離し、腰も少し浮かせる。
　目の前から餌を取り上げられた子犬のような目で、名残惜しげにおっぱいを見つめるケンヤくんが可愛い。
　このまま焦らしてやりたい。そのあとは、何度も何度もおかしくなるくらい連続でイカせてやりたかった。
　あたしは浮かせた腰を、また深くまで落とした。

「あうっ」

　ケンヤくんの体が、びくんと跳ねる。
　あたしは彼の頬を両手で挟んで、唇を押しつけた。舌を押し込み文字通り彼の唇を貪る。

「ん、む、むう……っ」

　不意打ちのせいか、最初は抵抗するように、ケンヤくんは顔を背けようとした。