この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
出会い系体験談~秘密の調教日記~
第6章 挿話 三
本当に突拍子もなくぶっこまれたその問いかけに、あたしはぽかんとマヌケ面になる。
「最近て?」
「つい、最近?」
いやいや。ついという言葉を足されても。
圭介との付き合いは結構長いけれど、もちろんずっと今の頻度で会っているわけではない。
出会い系を始めてからの今の頻度がおかしいくらいだ。
そこまで体型を意識しないからわからなかったけど、痩せたかな?
「体重測ってないや。てか、女の子にそういう話ご法度じゃね?」
冗談めかしてそう突っ込む。まあ、性事情をいろいろと話すような関係なのに、今さら体型云々気にするのもおかしな話だけど。
だけど圭介は思いの外(ほか)真面目くさった顔で、じっとあたしの顔を凝視している。
「……今日も素っぴんか」
「風呂上がりだしなっ」
圭介の誘いはいつだって唐突で、時間も結構遅めが多いのだ。
「で? 次はどんなやつにすんの?」
「あー、次は……」
あたしはまたビールを一口飲む。ぶっちゃけ、あまり乗り気ではなくなっていた。なかなか自分にあった子は、見つからないような気がする。