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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル
一週間ぶりくらいに例の出会い系サイトにログインしてみたが、予想通り、男からメールが入っていることはなかった。
男側から女性にメールを送るためには、確かポイントが必要だったはず。ポイントを買うためにお金がかかってしまうし、プロフに画像すら貼っていないあたしのところにメールが来るはずがない。
また自分で探すか。
久しぶりだとその作業すら面倒に感じてくる。あたし好みの顔で、住んでいる場所が近くて趣味が合う男の子。今まであっさり三人も見つかったのが、案外奇跡なのかも。
しばらくサイト内を散策しながら好きな顔を探す。気分もあまり乗らず、サイトを閉じようとした矢先だった。
「この子可愛い」
地域を絞ってあるから、近くに住んでいる子しか表示されない。その男の子はあたしの家の最寄り駅の近くで、車で十分ほどと、本当にそばだった。
黒に近い茶髪で、たれ目。柔らかい、いかにもおとなしそうな美少年だ。顔つきは幼い。プロフで年齢を確認すると十九歳とあった。
「中学生か高校生くらいじゃね?」
サバを読んで登録したのかな、と思うほど、見た目は幼い。