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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル
通話できるということで、あたしは早速電話をかけた。
「はい、もしもし」
「え、女性?」
スマホ越しに聞こえてきた声は、かなり高い。
「え?」
あっちも戸惑っているような反応だった。
あたしはすぐに思い直して、改めて挨拶をした。
「ワタルくん、だよね? ごめんごめん、あまりに声が可愛らしかったから」
「あ、いーえ。……初めまして、あさみさん……て呼んでもいいですか?」
「いーよーっ」
声変わり前かなと思うほど、彼の声は高くて可愛い。見た目も含め、年齢が気になる。本当にサバを読んでないか、最初に確認しておくことにした。
「ちょっと失礼かもしれないけど、聞いてもいい? 本当に十九歳?」
「……え?」
少しの沈黙。すぐに噴き出した。
「あ、はい、十九ですよ? いくつに見えました?」
「……十五くらい」
「若っ」
電話越しにケラケラ笑う。笑い方も小学生みたいだ。
「うーん気を悪くしたらごめんね? いやー、なんか顔も声も幼いから」
「よく言われるんで大丈夫ですよ。でもちゃんと、来年二十歳の男ですよ?」