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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル

 くすくすと笑われる。
 ここでのやり取りで嘘をつくメリットもないだろうし、おそらく本当だろう。ひと安心だ。

「あさみさんは……何歳でしたっけ?」
「秘密。サイトに歳載せてるよ? ワタルくんは、どうしてあのサイトに登録したの?」

 おそこではよく、金銭の要求が書いてある人が多い。だけどこの子もその記述はなく、目的が気になった。

「出会いを……求めてかな」
「顔可愛いし、モテそうなのに」
「モテないけど、彼女はいますよ?」
「そうなのっ?」

 彼女がいて出会い系に登録って。もしやチャラ男か?

「珍しいね、それでああいうとこに登録って」
「……彼女には、お願いしづらいこともあるじゃないですか。あっち方面のことって……」

 語尾が小さい。照れてるのかな。
 お願いできないこと、というので、彼は縛ってほしい願望があったんだな、と思い出した。確かに、それは彼女さんには言いづらいかもしれない。

「縛られたいんだっけ?」

 今回はもうなんのキャラも装っていないため、あたしは直球に聞いた。

「うー……はい」

 うーってなんだ。可愛すぎか。
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