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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル
「ラインの交換に応じてくれたってことは、あたしとそういう関係になってもいいってことだよね? あたしに縛られたい?」
「…………はい」
だいぶ間が空いていた。羞恥心を凪ぎ払っての、小さなお返事が可愛い。
「縛られて、どうされたいの?」
「どうって……?」
「どんなことをされたい? って方が答えやすいかな」
彼は通話越し、押し黙ってしまったようだ。
興奮してるかな、なんて考える。大きくなった彼自身を、自分で触らせてみたい。そんな欲求まで頭を覗かせ始める。
「ねえ、どんな欲求があるの? 確か、縛られて身動きできない状態で、いろいろされたいって書いてたよね? ……そのいろいろって?」
答える代わりに、小さな吐息が聞こえてきた。
「具体的にはわからない? なら妄想してみよっか。縛られてる自分を。縄がいい? 手錠がいい? それともベルト? どこをどんなふうに縛られたい?」
「……縄……、う、だめです……恥ずかしい」
声の感じが違う。興奮したかな。もう一息。
「縄なんだ。妄想の中で、どこを縛られてるの?」