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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル
「そんな……あ……」
「今週の土曜日空いてる?」
「空いて……ます」
律儀に命令を聞いてくれているらしい。声は変わらず、熱がこもったままだ。
「何時でも?」
「……はい。予定……何もないので」
言葉の途中で小さく漏れる吐息がエロい。
「じゃあ朝の十時くらいでいい? 駅まで迎えに行く」
最寄り駅はあたしと一緒。念のため確認したが、間違いなかった。駅の乗り物を利用するわけではないけれど、待ち合わせ場所としてはちょうどいい。
「……わかりました、お願いします」
ここで通話を切ってしまってもいい。最低限のことは決めたし。だけどあたしとしては、もう少し彼を煽ってみたかった。
「どこに行こうか? もちろん縛ってあげたいからホテルには行くけども、その前に縄、買わなきゃだもんね」
「そ、そんなの……」
「赤がいっか。肌によく映(は)えて綺麗だよ?」
「ふ……っ、あ、だめ……もう想像させないで……」
「想像したの? 赤い縄で縛られてる自分の姿を?」
「やめてよ……、あさみさん……っ」
そんな、喘ぐような声で懇願されて、やめられるわけがない。