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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル
「ねえ……おねだりしたよ、イッても、いい?」
あまりの可愛さに、つい返事を忘れてしまっていた。直球にそう聞かれて、本当に限界なんだな、と思う。
「いーよ? その代わり、声聴かせてね?」
「……変態」
下着を脱いでいるのか、布の擦れる音がした。
「あ、あん、やば、気持ちい……っ」
本格的な喘ぎ声だ。エロイプなんて初めてだった。ついつい漏れだしてくる喘ぎ声に夢中になって、言葉で辱しめるのを忘れてしまう。
「あ、ああ、出……るっ」
「イキ?」
「はい……イッても、いいですかぁ?」
呻くような喘ぎ声。姿が見えない分、あたしの意識は彼の声に集中してしまう。
「いーよ? ワタルくんのイキ声聞かせて」
自分の声も湿っぽくなっていることに、その時になってようやく気付いた。
「あ、あ、イク……あああっ!」
どうやら絶頂を迎えたらしい。スマホ越しにごおごおと、激しい息遣いが音割れして聴こえる。
「お疲れ様」
「……もう死にたい」
噴いてしまった。さすがに自分もするところまでは羞恥心も捨てられず、その日はそれで通話を切った。
土曜日が楽しみだ。