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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル
そして土曜日の十時頃。あたしは最寄り駅に彼を迎えに行った。
ワタルくんは北口の指定した場所できちんと待っていた。ジーンズにシャツという普通の格好だったけれど、だいぶ幼い中性的な容姿は画像のままだった。一見すると女子高生のよう。
車を横付けし、助手席の窓を開けて声をかけた。
「こんにちは。あさみだよ、ワタルくんで合ってる?」
「あ、はい、こんにちは。合ってます……」
緊張してるのが表情や声から伝わってきて、そこも可愛い。そしてやっぱり、実物も声が高い。
いそいそと助手席に乗り込んでくる、小柄な体。
車を発進させながら尋ねる。
「ちゃんと約束、守ってくれた?」
「……はい」
あたしをちらりと窺いながら、小さく頷くワタルくん。約束というのは、オナ禁のことだ。
あたしとの通話でイッたのが火曜日だった。翌日ラインで、会う時までオナニーしないでね、というメッセージを送った。三日間という微妙な期間ではあるけれど、律儀に守ってくれたみたいだ。
「そういえば彼女いたよね。彼女とはした?」
「いえ、会ってないので」