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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル
少し寂しげな声に聞こえて、触れてはいけない部分だったかな、なんてちらりと思う。
とりあえず雑談もほどほどに、あたしは彼を乗せてアダルトショップへと向かった。彼に使うための、拘束具を買うつもりだった。
「ねえ、ワタルくんはさ、お金とか欲しくないの?」
恒例のこの質問。
「バイトとかしてる?」
「はい、週二くらいですけど」
「なら、いらない?」
「そりゃ、足りないってわけじゃないけどあればあっただけ嬉しいけど……」
そりゃそうだろう。有りすぎて困るなんてことはない。週二というと、月どれくらい稼げるのだろう。ざっくり見て三万くらいだろうか。
「あたしの相手をしてくれたら、五万あげる?」
「五万!?」
「全部じゃないよ。ホテル代とか拘束具とか買わないとだし。余ったやつ全部あげる」
「……なんでですか?」
不信そうな目をされる。
「理由なんて気にしなくていいのっ! ちょっとしたお遊びだよ?」
「お金の無駄遣い」
「無駄じゃないって。ワタルくんにいろいろできるなら、安い安い」
いろいろの意味を察したのか、彼の頬がわずかに赤らんだ。