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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル
あたしの発言に、ワタルくんは目をみはる。言葉もなく見つめてくるその表情には、単純な驚きの色が見えた。
「ほら、脱がせてあげる」
「いい……から。僕、お湯溜めてくるっ」
横をすり抜けて部屋の奥へとかけていく。浴室へ続くドアを見つけ、逃げるように入っていった。
あたしはコンビニの袋をテーブルに置き、ベッドに座って待っていた。ワタルくんはすぐに浴室から出てきてソファにちょこんと座り、何度か深呼吸したり、スマホをいじったりして落ち着こうとしているような素振りを見せる。
「こっちおいでよ?」
「……やです」
「襲わないから」
警戒する子犬のようにあたしの顔をちらちら見ながらしぶしぶと立ち上がり、あたしの隣に腰を下ろした。
「ワタルくんて、女の子みたいだよね。綺麗な顔と肌、羨ましい」
わずかな緊張と、期待に満ちた瞳があたしの方を向く。少したれ目なのが可愛い。
あたしはそっと、彼の頬に触れた。さっきみたいに乱暴なことはしない。頬をゆっくりと撫でながら、もう片方の手でシャツのボタンを外す。
拒む気配はなかった。